ごはんの一品、おやつ、デザートとしてどうぞ
ごはんの一品としてあげるのはもちろん、食事の最後や間食 (補助食) などにご利用いただけます。エネルギーや栄養のバランスをよりよくサポートし、食べることを覚え始める時期に味覚の世界をひろげるものとしてお使いください。
6ヶ月ごろからのお子様に
離乳の慣らしを始められる生後6か月頃からおすすめしております。ベビーダノンは、乳糖の甘みだけでミルク本来のおいしさを引き出したプレーンと、野菜や果物のピューレとヨーグルトの2層じたての2つのタイプをご用意しています。栄養のサポートだけでなく、様々な素材の味や食感、スプーンでのお食事などに慣らしていただく食品としてぴったりです。
なお、お子様によっては牛乳に対しアレルギーを示される場合がございます。はじめて差し上げる際は、少量ずつから様子を見てあげてください。
ごはんとして、間食(補助食)として、健康的なおやつとして
お客様の声ではお食事の際の1品として、また間食(補助食)としてあげてらっしゃる方が多いようです。赤ちゃんの元気な一日のはじまりに、朝ごはんに召し上がっていただくのもおすすめです。また、ベビーダノンを使って離乳食を作られる方もいらっしゃいます。ベビーダノンを使った離乳食レシピをご覧ください。
赤ちゃんが食べられるようにほんのりとした甘さに
プレーンは、牛乳や母乳に含まれている糖質「乳糖」が入っています。乳糖は、お砂糖と同じく糖類ですので、甘みがでますが、甘みそのものは、お砂糖に比べて1/5程度です。
2層じたてのタイプは、野菜や果物のソースの部分に、赤ちゃんが喜んで食べてくれるように、若干量使用しています。
9割のお母さまお父さまに「お子様にとってちょうどよい甘さ」だと評価いただきました。ほんのりとした甘さなのでお子様の食欲と味覚を広げるサポートをします。
(弊社自社アンケートより サンプル数162名)
砂糖というよりも、濃い味付けのものを与えないように
赤ちゃんが食品本来の味だけで、必要な食事量を食べられるのなら、味付けをする必要はないのです。でも、多少味付けをすることで、食欲を引き出し必要な量が食べられるようになる赤ちゃんも少なくありません。ただ、その場合でも食材本来の味をいかしながら、薄味に調理するのが基本です。薄味とは、砂糖で1~3%程度、塩味で0.5%以下です。嗜好の発達を考えると、砂糖そのものより甘みや塩味などの濃い味付けが問題となります。なお、ベビーダノンは非常に甘みを抑えてあります。
基本的にはそのままでも大丈夫
基本的にはそのまま大丈夫ですが、赤ちゃんの体調などご心配な面があるようでしたら、手の中で容器ごと温めていただくなど、室温に戻してから赤ちゃんにあげてください。一般に乳酸菌は60℃以上で死滅すると言われています。温める際は温めすぎないようにしてください。また容器が破裂する恐れもありますので、製品をそのまま電子レンジや湯煎などにかけないでください。
乳製品アレルギーがある場合は控えて
ベビーダノンは乳製品であるため、乳製品アレルギーがある場合にはお子様にあげるのをお控えください。ただし、子どもの発育にしたがって食べられるようになる食品もあるので、お医者さんのもとで定期的な診察を受けることをおすすめします。
離乳の慣らしとして、6ヶ月から与えられます。
離乳食は、ミルクだけだったお食事から固形食が摂取できるようになるまでの過程のお食事です。
ベビーダノンは、離乳の準備(慣らし)を始められる6ヶ月頃からおすすめしております。
なお、お子様によっては牛乳に対しアレルギーを示される場合がございます。はじめて差し上げる際は、少量ずつから様子を見てあげてください。
参考)ガイドライン:財団法人母子衛生研究会編集 授乳・離乳の支援ガイド
お子様との会話が増えることを望んで
「小さなお子様に、もっと野菜やヨーグルトを好きになっていただきたい」「食事やおやつの時間を、親子でもっと楽しんでいただきたい」という思いから、子供達が大好きな動物や昆虫をモチーフに、原材料の野菜や果物、牛乳を使ったキャラクターを作りました。「今日はどんな動物にする?」といった、店頭やお家で、お子様との会話が増えることを望んでおります。
野菜や果物をモチーフにした、オリジナルキャラクターです。
ベビーダノンやプチダノンに使用している野菜や果物、牛乳をモチーフにした、オリジナルキャラクターです。
お子様に愛されるよう、それぞれ名前をつけました。
ピュアのん(プレーン)、キャロりん(ベビーダノン すりりんご&にんじん)、ちゅうベリー(ベビーダノン いちご)、ぴーきち(プチダノン もも)、てんてん(プチダノン りんご)です。
ベビーダノンは6ヶ月頃から、プチダノンは1才頃からの製品として展開しております。 (*プチダノンは生後6ヶ月頃から1才未満の赤ちゃんがお召し上がりになっても問題はございません。)
ベビーダノンは、乳糖の甘みだけでミルクの美味しさを引き出したプレーンと、ヨーグルトの上に野菜や果物のピューレを乗せた2層じたてのタイプをご用意しています。
プチダノンは、歩き始めて活動量がより増えたお子様を対象に、カルシウムの1日の所要量400mgの25%の106mg、
ビタミンD、鉄を配合しています。
ベビーダノン、プチダノンともに、離乳食を始めて間もない赤ちゃんに安心して召し上がっていただけるよう、赤ちゃんのおなかにやさしく、食べやすいように酸味をおさえたヨーグルトです。
ベビーダノンは生後6ヶ月から、プチダノンは1才からを目安に召し上がっていただけます。
1才から3才児の2人に1人はカルシウムが不足しているといわれているため、カルシウムの摂取が気になる場合には、1才以降100g中のカルシウムが牛乳の2倍とれるプチダノンがおすすめです。
また、プチダノンはカルシウムのより良い吸収を助けるビタミンD入りです。(*プチダノンは生後6ヶ月から1才未満の赤ちゃんにも安心してお召し上がり頂けるヨーグルトでございます。)
プレーンには1カップ中72mg、2層じたてタイプには、1カップ中65mgの牛乳由来のカルシウムが含まれています。
赤ちゃんも食べやすいよう酸味が少ない菌を用いています。
赤ちゃんも食べやすいよう酸味が少ない菌を用いています。
また、消化機能がまだ発達途中の赤ちゃんのおなかにやさしい乳酸菌を用いて、ゆっくり発酵しています。
また、小さなお子様が1人でもスプーンで食べやすいよう、スプーンをななめにしても落ちにくいヨーグルトの固さを目指しました。
カルシウムなどの栄養アップとして、ごはんの後や、離乳食のアレンジをしてお召し上がりください。
カルシウムなどの栄養アップとして、ごはんの後や、離乳食のアレンジをしてお召し上がりください。
または、ヘルシーなおやつとして。シーンは様々ですが、お好きな時にお召し上がりください。
1日2個までを推奨しています。
ヨーグルトは食品ですので、お薬のように1日何個食べなければならないという決まりはございません。
但し、小さなお子様のおなかに負担とならないよう、1日2個までを推奨しています。
製造から33日です。
目安としては、首のすわりがしっかりしている、支えてあげると座れる、食物に興味を示す、スプーンなどを口に入れても舌で押し出すことが少なくなる(哺乳反射の減弱)などが見られ、生後5、6ヶ月前後になったら、離乳食を開始しましょう。
生後5〜6ヶ月頃
離乳食を開始してから1ヶ月程たち、上手にゴックンと飲み込め、1回に10さじ以上食べられれば、2回食へ。形態はポタージュ状の液体に近いものから、次第にヨーグルト状のトロトロしたものを受け入れられるようになっていればOKです。
生後7〜8ヶ月頃
水分の少ないベタベタの離乳食を上手に飲み込め、1食に主食とおかずを合わせて子供茶碗1/2杯以上食べられれば、次のステップに進みます。まだ水分の多いトロトロ状しか飲み込めなければ、焦らずドロドロの形態の離乳食を続けながら、少しずつ水分を減らしていきましょう。
生後9〜11ヶ月頃
豆腐ぐらいの固さのものをモグモグと舌と上あごでつぶして食べられ、1回の食事に主食とおかずを合わせて子供茶碗に軽く1杯以上食べていれば、後半の離乳食に進めます。
生後12〜18ヶ月頃
1日3食と間食1~2回をきちんと食べ、エネルギーや栄養素の大部分が乳汁以外の食物から摂れるようになった状態。バナナ程度のものを歯茎でつぶして食べられれば、離乳の完了です。
【離乳食進行早見表】に示された量が目安となります。
しかし個人差もありますので、食べるだけ与え、足りない分は乳汁で補うという方針で対応していくと良いでしょう。
特に与える必要はありません。
離乳食を始める前までの理想的な栄養源は母乳やミルク。それだけで十分で、他のものは必要ないのです。 つい最近までは、離乳前に果汁を与えることが多かったのですが、果汁を飲み過ぎて母乳やミルクの量が減ったりする赤ちゃんがいるようになったので、 最近はあえて果汁を与える必要はないといわれるようになりました。与えるのであれば、離乳開始後に乳汁量や離乳食に影響を与えない範囲にしましょう。
参考:「改訂 離乳の基本 理論編」、「授乳・離乳の支援ガイド 実践の手引き」 母子衛生研究会
生後5~6ヶ月を過ぎ、離乳食も食べるようになったら、特に薄めなくても大丈夫です。
しかし、果汁の与えすぎは食欲低下や肥満を招く要因にもなります。果汁は多くても1日に5ヶ月の赤ちゃんで50ml、6ヶ月で60ml、7ヶ月以降は 80ml程度を目安にし、 多量には与えないよう気をつけましょう。毎日与える必要はありません。水分補給は白湯(さゆ)や麦茶がおすすめです。
青菜類は“あく”があるものが多いのですが、小松菜、水菜、チンゲン菜などは比較的受け入れやすいでしょう。
また、にんじん、かぶといった根菜類で、よく煮ると甘みのあるものも好まれます。かぼちゃはホクホクしたところが苦手な赤ちゃんもいますが、 水分を加え、なめらかに調理すれば、そのまろやかな甘さを喜ぶことが多いでしょう。また、赤・黄ピーマンは緑ピーマンとは違って、ゆでるとやわらかく甘くなるので好まれます。
良質なたんぱく質源として、魚や肉、レバーは徐々に与えていきたい食品です。しかし、赤ちゃんの内臓は未熟なので、与える順番と量に気をつけます。
魚は、生後5~6ヶ月頃は白身魚のみですが、7ヶ月以降は赤身魚も、9ヶ月になれば青背魚も与えられるようになります。肉は7ヶ月以降から与えましょう。 それも、まずは脂肪の少ない鶏ささみやレバーから。9ヶ月を過ぎたら牛赤身肉、豚赤身肉も与えられます。
なお、レバーは良質のたんぱく質源としてばかりではなく、鉄の補給にも優れています。 しかし、苦手な赤ちゃんも多く、調理にも手間がかかります。無理に与えなくても、ベビーフードを利用したり、肉や魚で代用しても良いでしょう。
牛乳アレルギーがなければ、生後6ヶ月頃からOK。
まずプレーンヨーグルトの場合、7ヶ月で50g程度なので、6ヶ月頃はこれを超えないぐらいの量が目安です。ヨーグルトはのどごしがやわらかく、消化・吸収も良いので、牛乳アレルギーがなければ6ヶ月頃から与えることができます。 野菜や果物との相性も良く、離乳食に混ぜて使っても良いでしょう。
与え始めは、食物アレルギーがあるかどうかを見ながら、いろいろな食材を食べさせる必要があるので、 ずっとヨーグルトだけを食べさせることは控えます。他の食材とのバランスを見ながら与えましょう。
12~18ヶ月頃になると、母乳やミルクの量が減っていく分だけカルシウムが不足しやすくなるので、 カルシウムが豊富なヨーグルトをおやつとして与えて補うと良いでしょう。
離乳食が進むと、ミルクをあまり飲まなくなる赤ちゃんが増えます。
これは順調に成長している証しでもあります。エネルギーは、7ヶ月ではミルクまたは母乳から70%、離乳食から30%を摂ると良いといわれています。離乳食以外で3回の授乳はキープしたいのですが、ご相談の赤ちゃんはそれをクリアしているので大丈夫です。 離乳食を1日2回、きちんと与えるようにすれば心配ありません。
噛まずに飲み込む場合、形態よりもまず、離乳食のスプーンでの与え方が問題となります。
離乳食をスプ-ンで与える時、どのようになさっていますか?スプーンを口の中に入れたりしていませんか? まず、スプーンは唇より奥には入れないようにします。そして、スプーンを赤ちゃんの下唇の上に軽く乗せるように置きます。 赤ちゃんは下唇にスプーンが触れると口に取り込む準備を自ら始めるので、それを待ちます。 上唇が降りてきてスプーンの上のペーストを取り込みます。口に取り込んだペーストを舌の奥に送り、自らゴックンします。
ですから、お母さんは下唇にスプーンを置くだけにし、後は赤ちゃんに任せましょう。 そして食べ物を取り込んだことを確認してから、ゆっくりスプーンを抜けば良いのです。 これを繰り返すことにより、食物の形態、自分に合った一口量などを覚え、ゴックンと送り込む、舌でつぶす、歯茎でつぶすといったことを学習していきます。
反対に、口の中にスプーンを入れ、舌に食物を押し込むと、ゴックンと飲むことばかりで、食物を自分で取り込む練習ができず、噛むことも上手になりません。 また、自発的な補食を促すことが大切なので、せっかく下唇にスプーンを置いても上唇に食べ物をこすりつけると意味がないので、気をつけましょう。
離乳食が1日2回になり、昼間はお出掛けや昼寝などで離乳食タイムが乱れそうなら、 朝と晩に離乳食タイムを設定するなど工夫してみてはいかがでしょうか。
離乳食タイムは一度決めたら、できるだけ崩さないようにしましょう。 これから幼児期に向かって、食生活の基礎が形作られる時期です。子供の健全な生活は、生活リズムを整えることから始まります。 そこで、生活リズムの中心となるのが食事です。
朝食、昼食、夕食、それに間食を規則的に与えることにより、日中の生活リズムが決まってくるのです。 もう一度、生活リズムを見直し、きちん与えられる離乳食タイムを設定していきましょう。
離乳食に味付けをしなくても食べるのは生後6ヶ月頃までで、7~8ヶ月以降は調味した方が食欲を増す赤ちゃんが多いです。
それでも腎臓の働きは未熟なので、薄味を心掛けましょう。目安は1回の離乳食で塩分は0.3g以下です。 濃度としては、塩味は0.5%以下、甘みでは1~3%ぐらいを目安にしましょう。 これは大人の調味の1/4~1/2程度にあたります。 ですから、大人の食事を利用する場合には、大人の食事も薄味に心掛けた上で、2倍以上に薄めるようにしましょう。
ベビーフードはFAO*1/WHO*2の国際勧告、ベビーフード指針に沿って作成されているため、薄味につくられています。
ベビーフードに関しては、国際規格が勧告されていて(FAO/WHO 1977年)、人口甘味料、着色料、合成保存料、香料などは使用されていません。 その他の食品添加物や化学物質、重金属、残留農薬なども厳しく規制されています。 また、日本ではベビーフード協議会の自主規格によってさらに厳しく管理されています。食塩については0.5%以下と定められています。
一方、なめらかさは手作りより均一にできているので、多分、味よりもなめらかさが好まれるのだと思われます。月齢にもよりますが、よくすりつぶしたり煮たりして、なめらかな調理を心掛けましょう。 しかし、生後12ヶ月以降は形あるものを求めるようになるので、むしろ手作りを好むようになりますから、さほど心配しなくても大丈夫です。
*1 Food and Agriculture Organization、国際連合食糧農業機関。世界の食糧生産と分配の改善と生活向上を目的とする国際連合の専門機関の一つ。 第二次大戦中の連合国食糧農業会議を基に、1905年以来の万国農業協会を引き継いで1945年10月16日に設置された。 最高機関は全加盟国で構成される総会で、理事会は総会で構成される。本部はローマ。日本は1951年に加盟。
*2 World Health Organization、世界保健機関。健康を人間の基本的人権の一つと捉え、その達成を目的として設立された国際連合の専門機関(国連機関)。
コップの練習はいつ始めなければいけないということはないので、興味を持ったら使わせてみましょう。
お椀やコップだとこぼすことが多いため、乳酸菌飲料の入っていた容器に水や麦茶を少し入れて持たせると、マスターしやすいようです。 このほかマグカップ、ワンショットグラスなどが利用価値大です。
コップで飲めるように求められるのは1歳前後からです。それまでにゆっくり練習していけば良いでしょう。
なお、コップで飲む練習で欠かせないのは飲ませ方です。顔を上にあげさせないで、下を向かせ、コップの縁を上下の唇で挟ませます。コップの縁を前歯より奥まで入り込ませないようにすることがコツです。
こうした動作がスムーズにできるようになるのは、一般的にはおよそ9ヶ月以降ですので、それまでは焦らず、コップに慣れさせるようにしていけば良いでしょう。
鉄が不足しがちです。こころやからだの発達が遅れる可能性があるので、注意して!
意外と知られていないのですが、乳幼児に鉄が不足していることが少なくありません。 ご存じのように、鉄が不足すると貧血になります。乳幼児は3ヶ月以上貧血状態が続くと、こころや運動能力の発達が遅れてしまいます。 しかも、この遅れはあわてて鉄を補給しても数年間は続き、回復は大変困難といわれています。 乳幼児の貧血は大人の貧血とは比べものにならないほど重大な結果をもたらすことになるので、十分注意しましょう。
母乳に含まれる鉄は吸収が良く、国内の育児用ミルクにも鉄が多めに含まれているため、生まれたばかりの赤ちゃんでは乳汁をしっかり飲んでいれば、貧血の心配はほとんど不要です。
しかし、離乳食を始める生後5、6ヶ月頃*からは、鉄が不足しがちになります。離乳食には鉄が多いレバーや肉、大豆、ほうれん草、海藻などを積極的に取り入れましょう。 また、鉄の吸収を助けるビタミンCは果物に豊富なので、デザートに加えられるといいでしょう。
※乳児は胎内にいるときに母体から鉄をもらって生まれてくるので、正常な成熟児では生後4ヶ月頃まで鉄欠乏症は生じません。 また、母乳栄養の成熟児では母乳中の鉄吸収が良好であることもあって、生後5、6ヶ月頃までは十分に母乳が出る場合には鉄欠乏症になることはまずないといわれています。 人工栄養児の場合には、市販されている育児用ミルクの鉄含有量がやや多めに設定されているので、人工栄養児の成熟児も6ヶ月頃までは鉄欠乏症は起こりにくいと考えられています。 しかし、生後6ヶ月以降も母乳や育児用ミルクといった乳汁だけでは鉄分が不足してきます。このため、不足する栄養素を補うために離乳食を開始するのです。
ところで、生後5、6ヶ月頃に離乳を開始してもこの頃に用いられる食品中の鉄含量が少ない上に、吸収率も悪く、 さらに乳児の発育速度が早いことも加わって、生後7ヶ月以降は乳児の体内の貯蔵鉄は減少の方向へ傾きます。 このような状況下において、離乳食が順調に進まないで鉄不足が続くと生後9ヶ月以降に鉄欠乏性貧血になりやすくなります。
一般に、全卵(固ゆで)は8ヶ月以降であれば与えても良いとされています。
しかし、卵アレルギーが心配される乳児の場合には、卵白は1歳以降が好ましいとされています。 それ以外では、医師による診断・治療の過程で全卵を与えて良い時期は異なりますので、ご心配な場合は、かかりつけの医師に相談なさることをおすすめします。
乳児用のおやつで、月齢に沿ったものであれば特にいけないものはありません。
ただ、与える量が問題となります。生後8ヶ月までは間食は与えないのが基本です。 9ヶ月頃で乳児用ビスケット1個、10ヶ月以降でも2個程度です。エネルギーでいえば、9ヶ月以降で間食は1日で50~60kcal、12~18ヶ月で 65kcal程度が目安となります。
便の状態がゆるくなったり硬くなったりと変わりやすいものです。
しかし、機嫌も良く食欲もあるようなら心配ありません。そのまま続けていくうちに、赤ちゃんのおなかも離乳食に慣れ、通常便になっていきます。 それでも心配な場合は、下痢気味の場合には米がゆを主体にし、脂肪の多いものは控えめにします。甘いものも腸内発酵を活発にするため控えます。 また、野菜などに含まれる食物繊維も腸を刺激しますので、裏ごしをするなどして繊維を取り除きましょう。 反対に便秘傾向になった場合には、水分を十分与え、果物や野菜は裏ごしせず、丁寧にすりつぶしたものを与えるようにすると良いでしょう。
※乳児用イオン飲料について
健康な赤ちゃんには白湯や麦茶などで水分を補給するのが原則です。
しかし、下痢や多量の発汗などによる脱水が心配される場合には、その予防として乳児用イオン飲料の使用は有効です。
乳児用イオン飲料は糖分と電解質を含んでいて等張につくられているため、飲みやすく吸収されやすいからです。
しかし、水とは違い、100mlあたり
12~22kcalのエネルギーがあるため、健康な時に水代わりに与えると食欲低下などを招くので注意しましょう。
完全母乳でしたら、無理に人工の乳首に慣れさせる必要はないでしょう。
お母さんが水分をたくさん摂れば母乳からも水分を十分に摂れますし、離乳食に慣れ、スプーンを嫌がらなければ、スプーンで白湯や麦茶を与えても良いのです。
どうしても人工の乳首を使いたいのであれば、市販されているいろいろなものを試してみましょう。 乳首の素材には、イソプレンゴムとシリコーンゴムがあります。イソプレンゴムは乳房に近い人工乳首とされますが、ゴム臭があり比較的劣化しやすいものです。
一方、シリコーンゴムはゴム臭がなく劣化しにくいのですが、感触はイソプレンゴムより固めです。 どちらを好むか、母乳を入れて試されると良いでしょう。
遊び食べは自立への過程で、誰もが通るものです。
今まで食べさせてもらうだけだった赤ちゃんが、自分の手や口で確かめ、スプーンを持ちたがるようになります。 大人から見ると困った現象で遊んでいるように見えますが、赤ちゃんにとっては自分で食べられるようになるための学習をしているのです。
ですから、大人の都合でスムーズに食べさせようと考えたりせず、十分にさせてあげましょう。 そうしないと、幼児期になっても自分から食べず、食べさせてもらうだけになってしまいます。
自分で食べようとする自発性や自主性を大切にし、スプーンを欲しがったら与え、 大人用に別にスプーンを用意して、食べきれない時には最後に親が与えれば良いでしょう。 そして、床が汚れても良いように、新聞紙やビニールを敷き、エプロンや汚れても良いような服を着させ、 十分に自分の手で確認したりスプーンを使わせたりしましょう。ただし、遊びとの区別をつけるために、食事時間は20~30分で切り上げるようにします。
母乳を卒業したばかりの頃には、牛乳やミルクを飲まないことがよくあります。
麦茶を濃い目につくり、牛乳と混ぜるとコーヒー牛乳のような味になるので飲みやすくなります。 また、味噌汁に半量の牛乳を入れると、こくが出て飲むことが多いようなので、試してみましょう。 このように、一工夫することによりミルクや牛乳を300~400ml程度飲んでいれば、カルシウム不足を心配しなくても大丈夫です。
しかし、飲まないようでしたら、チーズやヨーグルトなどの乳製品を食事や間食に与えるように心掛けましょう。 また、しらす干し、桜エビ、ひじき、小松菜、豆腐などもカルシウムの良い補給源ですので、積極的に利用すると良いでしょう。
ロールパンやミニおにぎりなど、手で持ちやすいものを用意しましょう。
もし、おやつは自分の手で持って食べるというなら、心配しなくて大丈夫です。 食事もロールパン、お焼き、肉団子、ミニおにぎりなど手で持ちやすいものを用意しましょう。 自らの指を使うことで、口に運ぶ一口量を学習するばかりでなく、食べ物の固さ、粘度、温度、指触りなどを体験しているのです。 こぼしたりするのは一時的なもので、2歳をピークにだんだんちゃんと食べられるようになります。
ただし、空腹でないと自分から食べようとしません。 また、お母さんが先回りして、たどたどしく食べている横からせっかちにスプーンで口に入れようとすると、自分で食べる意欲を失いますから気をつけてください。
無理をせず、食事を切り上げて寝かせてあげましょう。
1歳も過ぎると、起きている間はずっと動き回っているので疲れてしまいがちです。 無理をせず、食事を切り上げて寝かせてあげましょう。
昼間なら午睡から起きた後のおやつの時間にしっかり食事をさせます。 また、夜中に起きて母乳やミルクを与えることが習慣化しないよう、夕食を早めに与えるようにします。それも腹持ちのよい油脂類を適量使うと効果的です。
この時期の適量は300~400mlです。
哺乳瓶を使って飲んでいる場合には、「もう大きくなったから哺乳瓶とバイバイしようね」ときちんと言い聞かせ処分しましょう。 哺乳瓶だとこぼさず飲みやすい上に、噛むより楽なこともあって多量に飲んでしまうのです。 そういうお子さんは飲み物でおなかが一杯になり、噛んで食べる力が育ちにくいので要注意。
一方、食事もしっかり食べ、牛乳もたくさん飲む場合には小児肥満のリスクが高まるので気をつけましょう。 この時期の適量は300~400mlです。大きい牛乳パックは買い置きしないようにしましょう。