カミカミ期について

いろんなことに興味を持ち始めるこの時期になると、歯を使って食べられるようになります。赤ちゃんが食べられる食材もぐんと増えて、大人と同じように3 回食がスタート。規則正しい3 回食のリズムの作り方や上手にかむ練習をするポイントなどをお教えいたします。

離乳食中期9ヶ月〜10ヶ月頃の赤ちゃんの様子は?

離乳食後期9ヶ月・10ヶ月・11ヶ月頃の赤ちゃんの体は、ハイハイやつかまり立ちができるようになり、両手も自由に使えるようになってくる頃です。日中に体をしっかり動かすようになり、いろいろなことに興味を持ちはじめるようになります。そのため赤ちゃんによっては離乳食の食べ方にむらがあったり、食べ物を握ったり感触を確かめるような「遊び食べ」が始まることもあります。
1日2回の離乳食をしっかり食べられるようになってくると、やわらかい食べ物を舌と上あごを使って、口でモグモグとかんで飲み込めるようになります。少し固いものをあげても、左右の歯ぐきですりつぶすような動きもみられたり、歯の奥にある歯ぐきでかむことなども覚えてきます。口の中でリズミカルにかめるようになり、自分から離乳食に手を伸ばして食べる意欲が出てきたら、3回食スタートのサインです。

離乳食の時間と回数は?

今までの離乳食タイムに、もう1回離乳食の時間を加えて3回食にします。離乳食と離乳食との時間を3〜4時間あけ、できるだけ朝・昼・夜の時間にあわせるようにしましょう。
離乳食が3回食になると、そろそろパパやママと一緒の食事タイムにあわせるのもいい時期です。家族そろって、楽しく食事ができるように工夫してみましょう。生活に規則正しくリズムを作りながら、毎日できるだけ同じ時間帯に食べさせるように心がけましょう。
この時期になると、栄養の60%を離乳食からとるようになります。ただ、まだまだ離乳食だけでは不足しがちな栄養があるため、フォローアップミルクを補助的に使うこともあります。よく食べる赤ちゃんは、食後の母乳やミルクを欲しがらなくなる時もありますが、無理やり「卒乳」をする必要はありません。赤ちゃんの気持ちやママの体調をみながら、ゆっくり「卒乳」を進めていきましょう。

1日のスケジュール例
1日のスケジュール
どうやって食べさせるの?

ベビーラックやイスなどにきちんと座って、できればパパやママたちと一緒の食卓で食べても良いでしょう。食事をしながら「おいしいね」と、食事が楽しくなる会話や雰囲気を一緒に楽しみましょう。
食べさせる時に口の奥までスプーンを入れてしまうと、前歯で食べ物をうまく取り込むことができません。赤ちゃんが離乳食を口に入れてしっかりかむ練習ができるように、スプーンを口に運ぶ時には注意をしましょう。
赤ちゃんが食事に集中できる時間は、15〜20分ほどです。離乳食後期9ヶ月・10ヶ月・11ヶ月頃の赤ちゃんは、食べ物を手でつかもうとする様子も見られるので、手づかみで食べたがるようになったら、スティック状のゆで野菜などを離乳食のメニューに加えてみるのも良いでしょう。「おいしそう」「自分も食べてみたい」と手を伸ばすことで、赤ちゃんの食事に対する好奇心を引き出すことができます。
まだまだ自分で食べることに慣れていない赤ちゃんは、どうしても食べ物をこぼしたり散らかしたりしてしまいます。赤ちゃんが食べたいという意欲をママがしっかり認識し、あせらずゆったりとした気持ちで見守ってあげましょう。

何をどれぐらい?(離乳食のかたさの目安)

離乳食後期9ヶ月~11ヶ月頃の離乳食の固さは、指で少しだけ力を入れると簡単につぶれる完熟したバナナぐらいで、赤ちゃんの歯ぐきでかめばつぶれる程度の固さが目安です。
食材で鶏肉や魚などのたんぱく質を含む食材を使う時は、しっかり加熱をしてから身をほぐした後に水溶き片栗粉などを利用してとろみをつけると、赤ちゃんが食べやすくなります。
野菜などは、やわらかくゆでてから粗いみじん切りに。白身魚などのたんぱく質は、火を通したものを細かくほぐし、水溶き片栗粉などでとろみをつけることで赤ちゃんも食べやすくなります。上手にかむ練習ができるように、歯ぐきでつぶせる固さのものを離乳食にどんどん取り入れてみるのもいいでしょう。
子ども茶碗1杯ぐらいの量が目安ですが、食べる量にムラが出てきたり遊び食べをする赤ちゃんもいます。ママが離乳食を食べさせてくれるスプーンや食器に手を出したり、食べ物を自分の手で持ちながら握ってみるなど、赤ちゃんが遊び食べを始めたら一旦離乳食を切り上げてみるのも良いでしょう。赤ちゃんが離乳食を食べるタイミングを見ながら、離乳食の適切な量を判断しましょう。

※ 成長や発育の早さには個人差があります。こちらにある身体特徴などの情報だけでなく、お子様の体調などにあわせて離乳を進めていくようにしてください。

離乳食を食べない

離乳食後期9ヶ月・10ヶ月・11ヶ月頃の赤ちゃんが離乳食を食べない理由は、好奇心旺盛による集中力の低下が考えられます。赤ちゃんがひとつのことに集中できる時間は、15〜20分と限られています。赤ちゃんが遊び食べをはじめたり、そわそわと落ち着かない様子をしているようなら、食事の時間を一旦切り上げてみるのもいいでしょう。赤ちゃんが離乳食を食べるタイミングをみながら、食事の時間を調整してみましょう。

離乳食後期9ヶ月〜11ヶ月頃の離乳食作りのポイント

離乳食後期9ヶ月・10ヶ月・11ヶ月頃になると赤ちゃんが食べられる食材が増えてくるので、和風だし・野菜スープ・トマト味など、バリエーション豊かな味付けも可能です。香ばしく焼くなど、調理法を変えるだけで味に変化をつけることができます。離乳食の固さや大きさだけではなく、たんぱく質やビタミンといった栄養バランスに気をつけましょう。
少量しか使わない食材は、大人用のおかずを味付けをする前に取り分けて、離乳食にすることもできます。素材の味わいを生かしながら、食の楽しさをどんどん広げていきましょう。

栄養ポイント
1日3回食になると栄養の半分以上を離乳食からとるようになるため、栄養バランスを考えながら離乳食を作るようにしましょう。赤ちゃんが食べられる食材が増え、調理法も豊かになるので、この頃から離乳食のメニューが広がってきます。主食となる炭水化物を中心に主菜や副菜を組み合わせながら、1日の中でたんぱく質とビタミン類がとれるように献立を考えてみましょう。
たんぱく質として使える食材
牛肉・豚肉9ヶ月頃からは、牛肉や豚肉もそろそろ食べられる時頃です。
脂身の少ない赤身のものを選び、1食分約15gとなるように気をつけましょう。レバーレバーなどの鉄分を豊富に含む食材も、離乳食後期9ヶ月・10ヶ月・11ヶ月頃から少しずつ取り入れたいものの一つです。市販のレバーペーストを使って離乳食のメニューに取り入れると、レパートリーも広がります。
離乳食中期9ヶ月~11ヶ月頃の基本レシピ
5倍がゆ(全粥)のレシピ
材料米1/2カップ、水2と1/2カップ。作り方1.米と水を鍋に入れ火にかけ、沸騰したら弱火にして40分ほど煮る。2.火を止めたら10分ほど蒸らす。
※ 1回80gほどを使用。小分けにしてフリージングもOK。

自然の恵み、楽しく食べよ ベビーダノン

NEWS