社会および環境への取り組み

社会における企業の役割 CEOからのメッセージ

「過去25年間、ほとんどの経営学書が、ビジネスの目的および社会的役割とは株主のために自社の価値を最大限に引き上げることだと述べてきました。しかし、私たちは忘れているのです。結局のところ、世の中にビジネスが成立し存在し続ける本当の理由は、社会に価値を与えることができるからだということを」

ダノングループ最高経営責任者フランク・リブー

デュアル・コミットメント 企業と社会、ともに発展するための取り組み

ダノングループは、「企業の経済的成長と社会の発展は、歩みを共にしなければならない」とする経営方針を1972年に表明して以来、企業と社会がともに発展するための取り組みを展開しています。ビジネスは人のいないところでは成り立ちません。ダノングループは、事業を展開する地域の社会的状況を考慮しながら、それぞれのコミュニティが直面する課題やニーズを重視しています。例えば貧困にあえぐ地域では、新しい流通システムを作り、雇用を創出、雇用面および栄養面で生活環境の改善に取り組むことで、企業と社会がともに発展することを目指しています。

自然保護

「食を通じてより多くの人々に健康をお届すること」を使命に掲げるダノングループでは、消費者の期待を見失うことなくこの使命を継続的に果たしていくために、健全な自然環境を維持するためのあらゆる努力を行っています。2000年に設定された容器の軽量化や、水およびエネルギー消費の削減といったグループの長期目標のほとんどが2008年までに達成されています。以来、持続可能な事業をさらに推進するため、カーボン・フットプリント、容器、水源保護、農業、生物の多様性という5つの分野を優先課題として定め、そのための取り組みを続けています。また、ダノングループが協力企業と共に取り組む革新的なカーボンオフセット基金「ライブリフッド」は、貧困地域のために生み出される価値と投資家に還元されるカーボンクレジットの価値のバランスを最適にすることを目的に設立されました。この基金によって、社会的・環境的に有益なプロジェクトに対する経済支援が行われています。例えばセネガルでは、750の村で7,000ヘクタールに及ぶマングローブの植林プロジェクトが実行され、この活動によってもたらされた生態系の復元は、魚の収穫や農作物の保護という形で人々の暮らしに還元され、また、排出された二酸化炭素の吸収にも貢献しています。

ビジネス・エコシステムの強化

ダノングループはダノンのビジネスを取り巻く社会+経済環境、すなわち「エコシステム」の強化に取り組んでいます。2008年の経済危機は、世界経済と富を創造するということにおいて、全ての関係者は相互に大きく影響し合っていることを明らかにしました。つまり、どれほど事業が順調でも、不安定な環境にあるビジネスはそれ自体も不安定なのです。従業員やサプライヤー、消費者などのビジネスを取り巻く多様なステークホルダーに気を配ること、それは、ダノングループや事業が影響を及ぼすコミュニティ全体にとって、大変意味のあることです。

ダノングループは、これまで、世界各地の経済発展に貢献するための仕組みを構築してきました。2009年にはエコシステム基金を設立し、世界各国のダノングループ子会社がそれぞれ事業を行っている国や地域において活動を支援。ダノングループとそのエコシステムが共存し、相互依存する経済環境の強化に努めています。

ソーシャル・ビジネス・ネットワーク ダノン・コミュニティーズ

ダノングループは、社会貢献を目指す企業を支援する事業発展基金「ダノン・コミュニティーズ」を設立し、ソーシャル・ビジネスの発展に努めています。この基金は、ダノングループの最高経営責任者フランク・リブーと2006年ノーベル平和賞受賞者のムハマド・ユヌス氏の対話をきっかけに始まったものです。二人は対話の中で、持続的な基盤に基づいた社会的な目標を掲げたビジネスは、世界最貧国における貧困や栄養不良に立ち向かう上で有効な手段となりうるという共通の考えを見出しました。これにより、2006年マイクロ・クレジットを専門とするグラミン銀行とダノングループは、バングラデシュにグラミン・ダノン・フーズを共同で立ち上げ、2007年には小さな工場にてヨーグルトの生産を開始。2007年12月にはソーシャル・ビジネスへの出資を目的に、ダノン・コミュニティーズが設立されました。

ダノンネーションズカップ 世界中の子どもたちに興奮を届けたい

ダノングループは毎年、10歳から12歳の少年・少女を対象にした世界最大規模のサッカー大会、「ダノンネーションズカップ」を主催しています。この大会には毎年世界40カ国から240万人もの子どもたちが参加しています。私たちはこの大会を通して、一人でも多くの子供たちの夢を実現する場を提供するだけでなく、若者にスポーツへの取り組みを奨励し、少年・少女とその家族に、私たちの基本的な価値観を共有できればと考えています。

ダノンネーションズカップ 世界大会の様子

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「1L for 10L」プログラム

「1L for 10L」プログラムは、ボルヴィックとユニセフがグローバルに展開している、清潔で安全な水を確保するための支援プログラムで、ユニセフが開発途上国を中心に世界各地で実施している水と衛生に関するプロジェクトを、ダノングループがボルヴィックブランドを通じて支援するものです。日本では、2007年よりボルヴィックを有するフランスの総合食品メーカーダノングループの飲料水事業を日本で展開するダノンウォーターズオブジャパン株式会社と公益財団法人日本ユニセフ協会がプログラムを展開しています。日本国内のプログラム支援対象国は西アフリカのマリ共和国です。ボルヴィックは「1L for 10L」プログラムを通じて、清潔で安全な水を確保するための井戸を作り、ユニセフのトレーニングのもと、住民が主体となって10年に渡ってメンテナンスを行います。

ボルヴィックの活動 1L for 10L

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kizunaプロジェクト

ダノンジャパンでは、2010年より、バングラデシュの子どもたちの生活向上のための社会プロジェクトを行なっています。

目的

健康・栄養・衛生に関する教育。日々の生活の中でそれらを実践する習慣の促進。

パートナーNGO

CARE Bangladesh

活動地域

バングラデシュ 北西部 ボグラ郡

対象

近隣の50の小学校に通う小学生(約7600人)とその家族

手法

1) 近隣村在住のの女性50人をインストラクターとして採用・養成し、教育セッションを実施。

2) 子どもたちのみならず、「保護者向けセッション」を実施し、家族全体の意識と理解を高める。

3) 学校菜園をたちあげ、実践的な栄養教育を行なうとともに、収穫した作物からの収入による菜園運営継続をめざす。