ONE PLANET. ONE HEALTH

One Planet. One Health

VISION

ダノンのビジョン

2017年、ダノンは新しいビジョンである「One Planet. One Health」を発表しました。これは、人々の健康と地球の健康は相互につながっているというダノンの考えを反映しています。これは、すべての消費者を含む食に関わるすべての人が、より健康的で持続可能な飲食習慣を促進することを目的としたムーブメントである「食の革命(Food Revolution)」に参加するための行動を呼びかけるものです。

ダノンでは、私たちの食習慣が、世界を変える一つのアクションであると信じています。この考えは、「食の革命」ムーブメントの中核となるものです。「食の革命」ムーブメントは、自分たちの食べ物がどこから来て、どのように栽培され、どのようにして自分たちの食卓に届いたのか、そしてそれが自分たちの健康と地球の健康にどのような影響を与えているのかに関心を持つ人たちに触発された運動で、ダノンでは、このような人々を「食の世代」と呼んでいます。

ダノンでは、グローバルな食品・小売企業が従来のビジネスモデルを変革し、地域に根ざした食生活と地域調達の活用に基づく新しいモデルへと移行することで、この革命において重要な役割を果たすことができると確信しています。

MISSION

ダノンのミッション

ダノンには、「社会の発展なくして、企業の成功はない」という考えに基づいた「デュアル・プロジェクト」という企業理念があります。これは、1972年に当時のCEOアントワーヌ・リブーが掲げたもので、以来、ダノンの企業哲学の基礎となっています。
ダノンはこの理念に基づき、社会と共存しながら持続的かつ利益ある成長を追求すること、そして、消費者、顧客、取引先、株主の皆さまと価値観を共有し共に発展していくことを目指しています。

さらに、アントワーヌ・リブーの哲学を受け継いだ息子のフランク・リブー元会長兼CEOが事業戦略や経営手法、企業文化の独自性を強化する中で、ダノンのミッション「世界中のより多くの人々に食を通じて健康をお届けする」が誕生しました。

このミッションに基づき、多角化し過ぎていた事業を見直し、ビスケット部門を売却。さらに、乳幼児向け食品や医療用栄養食分野の世界的大手企業ロイヤル・ヌミコの買収を経て、4つの事業「チルド乳製品」、「ウォーター」、「乳幼児向け食品」、「医療用栄養食」に集約。幼児から高齢者まで、あらゆる年齢層の健康的な食生活と栄養ニーズに対応した唯一のグローバル食品会社となりました。

ダノンは常に自らの存在意義をミッションと照らし合わせ、事業と社会の持続的な発展を追求しています。2020年に「Entreprise a Mission(使命を果たす会社)」となったことや、世界水準の「良い会社」に与えられる認証である「B Corp」認証を取得することもその一つであり、これらはダノンのミッションを遂行できているという証でもあります。

ダノンジャパンも2020年5月にB Corp認証を取得しています。

COEXISTENCE WITH
SOCIETY AND ENVIRONMENT

社会と環境と共に

ダノンは、ダノンを取り巻くコミュニティ、ステークホルダーと共に未来を創造し、ダノンのミッションである、「より多くの人々に、食を通じて健康をお届けする」ことができる環境を創造していくことがダノンへの責任であると考えています。

ダノンジャパンの社会・環境への取り組みの一部を以下にご紹介します。

ダノンネーションズカップ

世界32カ国が参加する、FIFA 公認の小学生世代の国際サッカー大会

ダノンネーションズカップ」は、10歳から 12歳の少年・少女が出場する、FIFA 公認の年次国際サッカー大会です。国内大会を勝ち上がった世界32カ国の代表チームが一堂に会し、ハイレベルな試合が行われています。2000年の大会開催以来、1000万人以上もの世界中の子供たちの夢を実現してきました。

日本でも毎年、国内大会を行い、多くのチームが世界の舞台を目指します。私たちはこの大会を通して、一人でも多くの子供たちの夢を実現する場を提供するだけでなく、心身の健康と成長の大切さや、多様性を尊重するというダノンの基本的な価値観を共有できればと考えています。

ダノンジャパン キッズデー

毎年館林市で開催される
栄養とおいしさを伝える教育セッションや工場見学ができるイベント

ダノンジャパンのすべての製品が製造されている工場がある群馬県館林市。 その館林市内の学校に通う小学生を対象に、「ダノンジャパン キッズデー」を毎年開催し、健康の大切さ・ヨーグルトの栄養とおいしさを伝える教育セッションや工場見学を行なっています。多くの子どもたちに、わかりやすく、そして楽しく、ヨーグルトについて知ってもらいたいと願っています。

フード・バンクとのパートナーシップ

食品廃棄による環境への負荷を軽減する取り組み

日本初のフード・バンクである非営利団体「セカンドハーベスト・ジャパン」を通じて、賞味期限が残っている製品を、必要としている人々や施設に提供する取り組みを 2016年に開始しました。

館林工場における
「リサイクル・センター」の稼働

外部業者によるリサイクル買取を可能とするため、分別処理を行う「リサイクル・センター」の稼働を開始

廃棄物のリサイクル買取による経費削減、廃棄物分別作業での障害者支援施設との連携による地域社会貢献、廃棄物の大幅な削減による環境への負荷軽減など、ダノンジャパンが目指すサーキュラー・エコノミー(循環型経済)の基礎となる活動を 2016年に開始しました。

従業員のボランティア活動

従業員のボランティア活動を奨励

ダノンのデュアルプロジェクト理念に基づき、ボランティア活動の機会が設けられ、世界中の従業員が積極的に取り組んでいます。また、一人一人の目標設定にも社会貢献に関する項目を設けることで、すべてのダノン従業員がボランティアに参加しやすい環境を提供しています。

ダノン健康栄養財団を通じた社会貢献活動

公益財団法人ダノン健康栄養健康栄養財団は健康・栄養に関する情報を社会に発信し、人々の健康増進に貢献する事を目指しています。ダノンジャパンは同財団を通じ、日本社会が抱える健康と栄養に関する課題に取り組んでいます。

食育情報の提供

1) 子供とその保護者に向けて健康・栄養の情報を提供
2) 食育サイト「ごはんだもん!げんきだもん!」やパンフレットによる情報発信やセミナーを開催

専門家への科学情報提供

健康と栄養分野に従事する医師や栄養士を対象とした討論会を毎年開催

学術助成

栄養・食品と健康に関する研究のを振興を目的とした研究助成金を研究者へ提供(特に小児・高齢者の栄養や食習慣についての疫学調査など)

ミネロパイロットファームプロジェクト

日本の酪農業界の活性化と福島の酪農家の復興を目指し、2012年、 NPO法人 FAR-Net とダノンおよびダノンジャパンのエコシステムファンドの支援のもと、「ミネロパイロットファーム」プロジェクトが開始しました。
福島市内にオープンしたミネロ牧場では、共同型酪農経営モデルを導入し、すべての目標事項を達成し、2015年夏ダノンジャパンからの支援は終了となりましたが、ミネロ牧場での経営は引き続き新たなパートナーシップのもと継続されていくこととなります。

このミネロの共同経営型牧場の成功例をもとに第二の共同牧場「フェリスラテ」が建設されました。