偏食を正しく理解して、食べることへの興味も育てましょう。偏食とは?

ある食品に対して、極端に好き嫌いを示す場合を一般的に偏食といいます。偏食はどちらかと言うと嫌いな状態を示すことが多いですが、広義には好きなものしか食べない、あるいは食べる時間が定まらず、好きな時に食べるなどの状態も含まれます。

偏食の4つの原因

食べ物に対する不快な経験

ある食品を食べたら気持ちが悪くなった、おなかが痛くなったという事があると偏食の原因になることがあります。

離乳食時の不適切な食事

その子どもの咀しゃく力に合わない硬いもの、あるいは大きさの不適切なものを与えたりして食べにくかったりすると、偏食の原因になることがあります。

食物アレルギーや
むし歯によるもの

食物アレルギーがあったり、むし歯によって不快な経験があったりすると、それも偏食の原因になります。

反抗期の表れとして

反抗期の表れとして「あれもイヤ」「これもイヤ」というようになる場合もあります。

偏食への対応方法

  • 調理の工夫

    食品そのもの食べないのか、調理法によって食べないのか理由を見極める事が重要です。調理法によるものであれば、味付けや切りかたを変えて、食べやすさ、盛り付けなどを工夫し、食べてみようという気分にされることも大事になります。

  • 生活リズムを整える

    好き嫌いなく美味しく食べるためには、食事前の空腹感が重要になります。子どもにせがまれるままに、だらだらと食べ物を与えることは慎みましょう。食事と食事の間隔をとり、空腹で食事を迎えられるような、遊び(運動)、食事、排泄、睡眠などの基本的な生活リズムを確立することが重要になります。

  • 食べることに興味をもたせる

    子どもに調理体験や食事の準備の手伝いなどをさせて、食べることに興味や積極性をもたせることによって食べる意欲が出てくることもあります。

  • 食事は楽しい雰囲気で

    よく「あれも嫌い」「これも食べない」と言うと、保護者は「なぜ食べないの?」「もっと食べなさい」と言って怒りがちです。甘やかすことはよくないのですが、偏食にしても無理強いをしないで、おおらかに対応することが必要です。「楽しい雰囲気で」食事することによって、子どもの体のみならず、こころも健やかに育てる事ができます。

偏食への対応で保護者が留意すべき点は?

嫌いな食品を
食べられるようにする工夫を

幼児がある特定の食品を嫌っても、栄養価の類似した食品を食べることができればほとんど問題はありません。しかし、幼児期は社会生活に適応させていく時期ですの、まざまな食品を体験させて、受け入れられるように環境を整えていくことが求められます。例えばピーマンが嫌いだったら、なんとかしてピーマンを食べさせようと工夫をしたり、励ましたり、また進歩があり克服できたらほめることが大切です。

嫌いな食品を決めつけない

幼児期の偏食は、ある時期に食べられなくても次第に食べられるようになったり、食べられるようになったかと思うと他の食品を嫌がったりと、好き嫌いの食品が固定化しないことも多いのです。そこである食品を嫌っても、「この子はこれが嫌いなのだわ」と食卓に一切載せないということではなく、日を改めたり、調理法や味付けを変えたりするなどの工夫をして、受け入れを促す、配慮も必要になります。

幼児期の咀しゃく機能に
配慮する

幼児期は咀しゃく機能の発達過程にあって、食べにくい食品の場合には、食品そのものの味が嫌いでなくても嫌がる事があります。ですから、咀しゃく機能にあわせた調理形態にすることが重要になります。

多くの食材や味、
調理法を体験させる

「これ、食べたことがないから嫌い」という、いわいる食べず嫌いの子どもも多いので、子どもの身近にいる大人がいろいろな食経験をさせることが重要です。

参照:「やさしく学べる子どもの食」講師:堤ちはる、子どもの食と栄養 堤ちはる・土井正子著

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