QUALITY

品質への取り組み

品質のためのプロセス

ダノンジャパンでは、安全で高品質な製品をお届けするために、生乳を含む原材料の選定から生産、物流、店頭から消費者の皆さまに食べていただくまでのすべてのプロセスにおいて、常に最良の品質を維持するために、たゆまぬ努力を続けています。

品質と食品安全に
関するお約束

ダノンは、品質とバリューチェーン全体に渡る製品とサービスに加え、優れた経験と革新をお届けするための、確かなお約束をいたします。
「いつでもどこででも、優れた品質をお届けする」という責務を果たし、私たちダノンの一人一人が品質に対する熱意を持ち続けるため、品質に対する以下4つの柱を設けました。

BE TRUSTED 信頼されること

ダノンでは、全てのステークホルダーが私たちの製品、サービスを信頼できるものである事を保証する義務があると考えています。このお約束を果たすために、私たちはサプライヤーやパートナーと共に一丸となって取り組んでいます。私たちは常に規制上の要件、最高の品質、食品安全基準に見合った製品やサービスをデザイン、製造し、お届けしています。また、社外との繋がりやパートナーシップ、社内の専門知識を活用し、トレンドやリスクを予測します。

  • GFSI *認定基準に沿った食品安全管理システム
  • 専門家との提携による最先端の科学
  • 問題を予測・管理する、効率の良いプロセス
  • 社内外の研究室に採用されている分析能力

* GFSI(グローバル·フード·セーフティ·イニシアチブ)は、世界中の食品安全管理システムの継続的な改善を協働で推進するための、食品業界及び小売業界主導の活動です。

BE PREFERRED 選ばれること

ダノンは、新しい飲食習慣に向き合い、食品革命の中で重要な役割を担う会社でありたいと考えています。その上で、持続可能な原材料の調達、透明性のある自然かつシンプルなレシピ、わかりやすい表示ラベルを採用し、より健康的でより多くの選択肢を用意しています。消費者の皆様に、人生のどのステージにおいてもダノンの製品を楽しんでいただくための、優れた食体験を提供できるよう日々努めています。

  • 品質をデザインから形成し、継続的な改善のために消費者と顧客の意見を聞く、ユーザー主導型の取組み
  • より健康的な製品のための高栄養基準
  • 店頭に並ぶまでの各段階での品質管理と試食

BE EFFICIENT 効率良くあること

昨今の市場の複雑さと競争の激しい環境において、私たちは継続的に競争優位性を保つための効率的なプロセスを展開し、また、専門知識を活用するために社内外との協力関係を育んでいます。そして、消費者の皆様へより高い価値を提供するための投資を行いながら、パフォーマンスを継続的に改善するために消費者の皆様やお客様の声に耳を傾けています。

  • 継続的に改善を行うためのプログラム実施や成功事例の共有
  • 廃棄を減らし、最大の価値を消費者の皆様に届けるための効率的な業務フローの導入

BE PROUD 誇りに思うこと

品質と食品安全は、確固たる基準とプロセスに基づいて保たれています。私たちは、全てのダノン従業員がいつでも、どこででもその行動を誇りに思い、品質と共に生き、製品やサービスのアンバサダーとなることを目指しています。ダノン独自の品質改善文化「iCare」プログラムによって、常に品質を向上させています。

  • 従業員の品質意識と責任感を育成
  • リーダーシップに基づいた明確なコミットメントを促進
  • 品質と食品安全に関するメッセージに一貫性を持たせ、理解しやすいものに
  • 同僚との交流を推奨し、促進

素材へのこだわり

原材料や製品パッケージなど素材となるものにも、さまざまな評価基準が設けられています。

食品添加物

厚生労働省が定めた食品添加物基準よりも厳しいダノンのガイドラインに基づき、使用可否、用途、量などを管理しています。乳児用製品であるベビーダノンでは、香料、着色料は使用しておりません。

フルーツ原材料

異物混入防止のため、収穫の段階から原材料加工まで厳しい選別を繰り返し行っております。
また、フルーツの収穫の度に、食品衛生法に基づく残留農薬の検査を行っています。

放射性物質

製品に使用する水や生乳、原材料は、弊社および外部機関にて放射性物質の検査を行い、問題がないことを確認しています。
また、製造したヨーグルトに対し、放射性物質の検査を出荷判定検査として実施しており、基準値以下であることを確認してから出荷しています。

2012年1月より弊社では、消費者の皆様の安全を最優先に考え、乳幼児向け製品は50ベクレル/kg以下、そのほかの製品についても100ベクレル/kg以下を検査基準として適用し、これからも徹底した製品の安全・品質管理に務めるよう常に努力をしてまいります。

原材料、製品以外に、工場内外の環境放射線量の計測や工場への放射線の侵入を防ぐさまざまな対策を導入しています。

規制基準値(2012年4月施行)

食品群 基準値(単位:ベクレル/kg)
飲料水 10
牛乳 50
乳児用食品 50
一般食品 100

※乳製品は一般食品に含まれます

アレルギー物質

すべての原材料について、供給元よりアレルギー物質使用の有無、製造工程での混入の可能性につき証明書を得て検証を行っています。また、定期的に供給元の監査を行い、アレルギー物質の管理が適正に行われているかを確認しています。

生産へのこだわり

食品安全と品質を保つために、生産体制にも細かいチェック項目を設けて、厳しく管理しています。

ダノン独自の食品安全マネジメントシステム

1. 国際基準の食品安全システム

2011年10月、ダノン本社および館林工場は、日本の乳業界で初めて国際的な認証資格FSSC22000 を取得しました。FSSC22000 は、国際規格であるISO22000 を元に、さらに厳しい条件を要求事項としており、この管理基準を遂行することで、より高い食品安全を目指していきます。

2. GMP(*)、HACCP(**) に基づいた工程管理

GMP(*)、HACCP(**) に基づき、原材料受け入れから製造・出荷までのすべての工程の重要ポイントを継続的に監視・記録を行っています。受け入れた生乳は、HTST(***) による殺菌を行い衛生状態をより高めてから使用しております。また、半製品や最終製品に対し、数々の検査を24 時間体制で実施し、基準を満たしていることを確認しています。

(*)GMP=Good Manufacturing Practice=製造管理及び品質管理に関する基準
(**)Hazard Analysis and Critical Control Point の略。食品製造の工程上で危害を起こす要因の必須管理点を連続的に管理して安全を確保する管理手法。
(***)HTST=High Temperature Short Time(高温短時間殺菌)

3. 徹底した衛生管理

FSSC22000 やHACCP の取り組みの基盤となるPRP(前提条件プログラム)監査、またダノンによるFSI(Food Safety Index) 監査により、個人衛生、清掃・洗浄、防虫防鼠など厳しく管理しています。また出荷判定には、大腸菌群検査に加え、より幅広い菌種を確認できる腸内細菌科菌群を検査しております。

4. 食品安全の設備に関する管理

工程上の各設備(例えば、殺菌、冷却、洗浄、フィルター、X 線検出器等)の食品安全に関する厳しい基準を設けております。

製品の有効性の管理 HFBC(ヘルスフードベネフィットコントロール)

ビフィズス菌数や強化した栄養成分の含有量など、最終製品の有効性をダノン独自の手法(HFBC) により管理しています。

高いセキュリティ フードディフェンス(食品防御)

施設へのアクセス管理および施錠管理など外部からの侵入に対する対策をFSSC22000 基準ならびにダノン独自の基準に基づき行っています。

供給元の管理

原材料だけでなく、容器などの包装資材についても、供給元から提出される食品安全および品質に関する各種書面を検証するほか、入荷時には検査・検品を行っています。また、定期的な監査を行い、適正に管理されていることを確認しています。

流通へのこだわり

製品が工場を離れ、流通される段階でもダノンは食品安全と品質を守るための取り組みを続けています。

トレーサビリティ

製造した最終製品から、流通経路ならびに使用した原材料や容器包材が特定できる仕組みを導入しています。
また、定期的な検証を行い、この仕組みの有効性を確認しています。

流通・保管

倉庫や配送など、委託しているビジネスパートナー各社に対し、衛生、温度、セキュリティなどの管理基準を定めています。管理状態については、第3者による定期的な監査を通して確認を行っています。

顧客とお客様への
こだわり

ストアーチェック

製品製造、流通を超えて、店頭で製品パッケージや製品の品質をチェックしています。* なお売り場の許可を得て行っております。

お客様の声

ダノンジャパンではお客様から、お客様相談室へいただいたすべての情報は、ダノンのデータベースに入力され、定期的にデータ分析を行い、製品の安全性、品質の改善とサービス向上に生かされています。またお客様からいただきましたすべての問い合わせを原材料→生産→物流→店頭のプロセスに活かしていけるように弊社の他の部署と協力し努めています。