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環境問題に取り組む企業への最高評価!CDPのトリプルA認定とは?
2021.7.20
ダノンは、英国のNPOであるCDPより、2019年に「気候変動対策」、「水セキュリティ対策」、「森林保全」への対応に関する3つの調査において、全て最高評価であるA認定(トリプルA)を受け、2020年も同じくトリプルAの認定を受けました。これだけ聞いても、環境問題に詳しくない方はピンとこないと思いますので、簡単に説明をさせていただきます。
CDPは、企業に対して温室効果ガスの排出量や、気候変動などに対する取り組みの情報公開を求める活動を行う組織です。CDPから開示された情報、そして採点システムは透明性が高く、企業の環境に対する取り組みを評価するための世界的な基準として認識されています。採点ではAが最高評価となり、CDP が調査対象とする「気候変動」、「森林保全」、「水の安全保障」の 3 つの環境分野のいずれかでA認定を受けた企業は、その分野における取り組みで、他から抜きんでた取り組みを行っているという証明となります。
2010 年からはじまったCDP の環境情報開示以来、ダノンは徐々にスコアを上げ、2019年、2020年と連続でトリプルA認定を受けました。これは、低炭素社会を構築し、天然資源を保護し、ブランドの透明性を高めるという、ダノンの意欲的で長期にわたる活動が高く評価されたことを示しています。
ちなみに、2020年にトリプルA認定を受けたのは、5,800 社強ある企業の中でわずか10社となり、すべての分野で最高評価を得られることがいかに難しいかがお分かりいただけると思います。日本企業では、2020年に不二製油様、花王様が日本企業初となるトリプルA認定を受け、これをきっかけに日本でもCDPの取り組みに対する認知が広がっていくことを期待しています。