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【ダノンのサステナビリティ50周年】時代を超える経営ビジョン

2022.10.25

ダノン初代CEO アントワーヌ・リブー(Antoine Riboud

1972年1025日。ちょうど50年前の今日、ダノンにとって、そして企業のサステナビリティ経営の歴史において、とても重要な出来事が起こりました。

フランスのマルセイユで開催された2,000名もの企業家が集まるイベントで、ダノンの初代CEOであるアントワーヌ・リブーが登壇し、資本主義社会における「企業」の在り方についてのスピーチを行いました。「成長は、一企業の発展と捉えるべきではない。企業の成長は、社会的・環境的影響を考えた『サステナビリティ経営』と切り離すことができない。」と、企業の発展と社会の発展は両立させるべきだと訴えかけたのです。

このスピーチの意義をお伝えするために、少々歴史的な背景をご説明します。

1970年代といえば、日本を含め世界各国で、社会運動・学生運動が盛んに行われていた時代です。フランスでも、社会の不平等・権力主義に不満を抱く学生が主体となって、「五月革命」と呼ばれる、様々なストライキが起きていました。つまり、リブーがスピーチを行った時代というのは、資本主義・大量消費社会における「企業」の在り方が問われていた最中だったのです。

現在、企業がサステナビリティ経営に取り組むこと、社会的な責任を負うことは必須事項となっていますが、50年前は、社会への責任を果たすという目標を掲げた企業はほとんどなく、この考え方は当時においてとても画期的でした。

アントワーヌ・リブーが訴えかけた「社会の発展と企業の成功の両立」は、「デュアル・プロジェクト」と呼ばれるようになり、ダノンの企業理念、哲学、そしてDNAとなりました。

デュアル・プロジェクトは、ダノンの原点であり、同時に現在であり未来でもあります。
50年経った今でもダノンはデュアル・プロジェクトの実現を目指しています。デュアル・プロジェクトはダノンの事業内容を根本的に変化させ、新しい使命の道へと導きました。デュアル・プロジェクトによって築かれた基準がダノンの商品を決め、ダノンの使命を決め、ビジョンを決め、企業文化を決めてきたのです。

これを機に、是非ダノンのビジョンやミッションについてのページをご一読いただければと思います。

アントワーヌ・リブーが19721025日にマルセイユで行ったスピーチの英語原稿はこちらよりご覧いただけます。

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