ヨーグルト全般

基本知識について

  • ヨーグルトとは何ですか

    「主に牛乳に乳酸菌を加えて発酵させた食品」のことです。

    主原料が牛乳ですので、豊富な栄養を含んでおります。また、お腹のゴロゴロの元である乳糖が分解されているため、牛乳が飲めない人でも食べられるのも特徴です。法律(乳等省令*)では、1ミリリットルあたりの乳酸菌の数など、「ヨーグルト」と呼ぶための定義が細かく規定されています。

    ヨーグルトは、牛乳同様、良質なたんぱく質や脂肪、カルシウム、ミネラルなどがバランス良く含まれており、乳酸菌による発酵作用で栄養分が牛乳より消化吸収がされやすい形で含まれています。

    更に、ヨーグルトに含まれる乳酸菌は、腸の中にいる善玉菌を増やすことができます。

    ※食品衛生法に基づく厚生労働省令。乳及び乳製品の成分規格等に関する省令(にゅうおよびにゅうせいひんのせいぶんきかくとうにかんするしょうれい)

  • ヨーグルトは体にいいのですか

    ヨーグルトには、牛乳同様、良質なたんぱく質や脂肪、カルシウム、ミネラルなどがバランス良く含まれています。

    また、一般的に、ヨーグルトに含まれる乳酸菌は健康に良いと言われています。ヨーグルトは、乳酸菌による発酵作用で、牛乳に比べ、たんぱく質が消化吸収されやすくなっているほか、乳糖が一部分解されているためお腹がゴロゴロなりにくく、また、pH(水素イオン指数)が低いことから保存性が高いなどの特長があります。

  • ヨーグルトにはどんなタイプがありますか

    ダノンジャパンの製品では、形状や製法により大きく5 つのタイプに分類されます。

    ①ソフトヨーグルト
    トロッとした食感が特徴のヨーグルト。発酵させ固めた後、かき混ぜて柔らかくするため、フルーツなどを加えることができます。ダノンビオ、デンシアなどがこれに分類されます。
    ② ハード(セット)ヨーグルト
    お豆腐のように形のあるのが特徴。原材料を販売用の容器に入れて発酵させ固めます。ダノンヨーグルトのプレーンが分類されます。
    ③ ギリシャヨーグルト
    水切り製法で作られる乳清や水分を取り除いた多少堅めのヨーグルト。
    ④ ドリンクヨーグルト
    原材料をタンクに入れ、発酵させた後、かき混ぜて液状にしたタイプです(前発酵型)。
    ⑤ フローズンヨーグルト
    ヨーグルトを冷凍させ、アイスクリーム状にしたもの。

    ダノンジャパンでは、①②③を製造、販売しています。

  • ヨーグルトの上の上澄み液のような水分は何ですか

    上澄み液のような水分は、一般に"乳清(にゅうせい)"と呼ばれるものです。

    "乳清"は、牛乳から乳タンパクの主成分であるカゼインを取り除いた液体のことで、"ホエイ"とも呼ばれています。 ヨーグルトの中は、原材料である牛乳の水分が多く含まれている状態です。発酵が進んでヨーグルトの形状が収縮したり振動や衝撃を受けたりすることで、ヨーグルトの形状が崩れ、ヨーグルト内に含まれていた水分が出てくることがあります。この水分が"乳清"です。なので、この"乳清"が、上澄み液のようにヨーグルトの上に浮いていても、品質に問題はありません。

    この乳清は、水溶性のたんぱく質やミネラル、水溶性ビタミンなどの多くの栄養分を含んでいますので、捨てずに、ヨーグルトと一緒にかき混ぜてお召し上がりください。

  • ヨーグルトは便秘に効きますか

    一般的に、ヨーグルトを食べることを通して腸に善玉菌を取り入れることで、腸内の細菌バランスが良くなり、便通などの排便機能が改善されると言われております。当社製品はお薬ではなくあくまでも食品ですので、当社製品にそのような効果があるか否かに関しましては、誠に申し訳ございませんが、お答えできかねます。

食べ方について

  • お薬を飲んでいますが、ヨーグルトを食べてもいいですか

    ヨーグルトは、食品ですので、お薬を服用されている場合でも、お医者様からお食事に関する制限などがなければ、召し上がっていただけます。

    しかしながら、病気によって、お食事で配慮すべきことは様々ですので、ご心配な場合は、ぜひお医者様にご相談下さい。

  • 妊娠中、授乳中に食べても大丈夫ですか

    ヨーグルトは、食品ですので、妊娠中、授乳中であっても、お医者様からお食事に関する制限などがなければ、いずれの製品も召し上がっていただけます。

    ご心配でしたら、ぜひお医者様にご相談ください。

  • 冷凍してもいいですか

    冷凍できますが、冷凍した後に解凍すると、粘度が下がり、分離してシャバシャバの液状になったり、粒状のダマができた状態になります。このような状態のヨーグルトは、見た目・食感・風味が変わってしまいますので、冷凍した場合は、解凍せず凍ったままお召し上がりください。なお、ヨーグルトの乳酸菌は、冷凍することで生きた菌が減少しますが、死滅することはありません。

  • 温めてもいいですか

    食前に温めることは食品安全上問題はありません。しかし、温めたヨーグルトを再度冷蔵庫に入れると温度にもよりますが、風味、食感に影響があるので、おすすめしておりません。

    一般に乳酸菌は60℃以上で死滅すると言われておりますので、温める際は、温めすぎないようにしてください。また容器が破裂する恐れもありますので、製品を容器に入れたままレンジや湯煎などにかけないでください。

    ご体調がすぐれないなどで、冷たいものを召し上がることがご不安でしたら、手の中で容器ごと温めたり、室温に戻して頂いてから召し上がってください。

  • ヨーグルトがシャバシャバと水っぽく、粒状のダマができています。食べても大丈夫ですか

    ヨーグルトが凍った後に、解凍され、ヨーグルトの粘度が変わったことが考えられます。ヨーグルトには多くの水分が含まれているため、冷蔵庫内の吹き出し口付近に置いた場合、吹き出し口から出る冷気により凍る場合があります。解凍されたヨーグルトは、粘度が下がり、分離してシャバシャバの液状になったり、粒状のダマができた状態になります。このような状態のヨーグルトをお召し上がりになっても問題はございませんが、見た目・食感・風味が変わってしまいますので、吹き出し口付近を避けて保存ください。なお、吹き出し口付近以外の場所に、ヨーグルトを置いても凍る場合は、冷気のたまりやすい冷蔵庫下段に置いていないか(一段上の棚で保管してみてください)、また、冷蔵庫の温度設定をご確認ください。

賞味期限について

  • 賞味期間はどれくらいですか

    製品をおいしく召し上がっていただける"賞味期限"を、各容器の上蓋に、{西暦の下2桁、月、日}の順で印字しておりますのでご確認ください。

    例 賞味期限 14.03.12=2014年3月12日

  • 「賞味期限」と「消費期限」の違いを教えてください

    「賞味期限」とは、比較的、劣化が遅い食品に使用される言葉で、表示された保存方法に従って保存した場合、その食品を"風味を損なうことなく食べることのできる(おいしく召し上がっていただける)期限"のことです。

    一方、「消費期限」とは、劣化の早い食品(刺身、生菓子、お弁当など)に使用される言葉で、"安心して召し上がっていただける期限"のことです。

    市販のヨーグルトの場合「賞味期限」(おいしく召し上がっていただける期限)を表示することになっています。

  • 賞味期限を過ぎたものを食べても大丈夫ですか

    "賞味期限"とは、おいしく召し上がっていただける期限のことです。

    発酵食品であるヨーグルトは、一般に腐敗しにくい食品ですので、期限が過ぎた後すぐに食べられなくなるということはございません。 ただ、それまでの保存の状態によっては、酸味が増したり、製品本来の風味が損なわれることがあります。そのため、賞味期限を過ぎたものをお召し上がりいただくことはおすすめしておりません。

アレルギー物質について

  • アレルギー物質は含まれていますか

    食品表示基準で定められているアレルギー物質は、原材料として使用されている場合、製品パッケージの原材料欄に表示しています。 原材料として使用されていない場合でも、その製品と同じ製造ラインでアレルギー物質が使用されている場合は、製品パッケージに注意として記載しています。

    食品表示基準で定められているアレルギー物質(2020年6月現在)

    ◎特定原材料(表示が義務付けられているもの):7品目 えび、かに、小麦、そば、卵、乳、落花生(ピーナッツ)

    ◎特定原材料に準ずるもの(表示が推奨されているもの):21品目 アーモンド、あわび、いか、いくら、オレンジ、カシューナッツ、キウイフルーツ、牛肉、くるみ、ごま、さけ、さば、大豆、鶏肉、バナナ、豚肉、まつたけ、もも、やまいも、りんご、ゼラチン